TOB (Takeover Bid) の基礎を学ぶための英語フレーズを日本語で解説します。TOBは企業買収の一手法で、株式市場を通じて公開会社の株式を購入し、支配権を得ることを目指します。このプロセスでよく使われる基本的な用語と英語フレーズを以下にご紹介します。
1. “Tender Offer”
- 意味: 買収者が、既存株主に対して指定価格で株式を売却するよう求めること。
- 例文: “The company made a tender offer to acquire 51% of its competitor’s shares.”
- 日本語訳: 「その企業は、競合会社の株式51%を取得するための公開買い付けを行った。」
2. “Hostile Takeover”
- 意味: 取締役会の同意を得ずに行う敵対的買収。
- 例文: “The company faced a hostile takeover attempt from a larger competitor.”
- 日本語訳: 「その企業は、より大きな競合企業から敵対的買収の試みを受けた。」
3. “Friendly Takeover”
- 意味: 取締役会の同意を得て行う友好的な買収。
- 例文: “The acquisition was a friendly takeover, with both companies’ boards approving the deal.”
- 日本語訳: 「その買収は友好的買収で、両社の取締役会が取引を承認した。」
4. “Offer Price”
- 意味: 株式1株あたりの買収提示価格。
- 例文: “The offer price was set at a premium to the current stock price.”
- 日本語訳: 「提示価格は現在の株価よりもプレミアムを付けて設定された。」
5. “Poison Pill”
- 意味: 敵対的買収を防ぐために既存株主に追加株式を発行するなどの防衛策。
- 例文: “The company adopted a poison pill strategy to thwart the takeover.”
- 日本語訳: 「その企業は、買収を阻止するためにポイズンピル戦略を採用した。」
6. “Merger Agreement”
- 意味: 企業間での合併に関する正式な合意書。
- 例文: “The merger agreement outlined the terms and conditions of the acquisition.”
- 日本語訳: 「合併契約は買収の条件と条項を明確にしている。」
7. “Due Diligence”
- 意味: 買収対象企業の財務や業務の徹底調査。
- 例文: “Due diligence is essential before any takeover to assess risks and benefits.”
- 日本語訳: 「買収前にはリスクと利益を評価するためにデューデリジェンスが不可欠だ。」
8. “Golden Parachute”
- 意味: 買収時に経営者が受け取る報酬などの特別措置。
- 例文: “The CEO’s golden parachute clause ensured a substantial payout if the company was acquired.”
- 日本語訳: 「CEOのゴールデンパラシュート条項により、企業が買収された場合に多額の報酬が支払われることが確約された。」
9. “Proxy Fight”
- 意味: 株主から議決権を集めて取締役会に対抗すること。
- 例文: “The activist investor launched a proxy fight to gain control over the board.”
- 日本語訳: 「アクティビスト投資家が取締役会を掌握するためにプロキシファイトを仕掛けた。」
10. “Leveraged Buyout (LBO)”
- 意味: 買収資金を借入で調達して企業買収を行うこと。
- 例文: “The private equity firm completed the acquisition through a leveraged buyout.”
- 日本語訳: 「そのプライベート・エクイティ会社はレバレッジド・バイアウトで買収を完了した。」
これらの英語フレーズを理解することで、TOBやM&Aにおける基本的な概念に触れ、投資や企業買収の動きを深く学ぶことができます。
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