英語フレーズで学ぶ投資入門
オプション取引は「将来の売買に関する権利」を売買する投資手法です。株やFXより難しいイメージがありますが、基本を押さえればリスク管理や収益機会の幅が広がります。今回は英語フレーズと一緒に、オプションの基礎をわかりやすく学びましょう。
① オプションとは?
オプション(Option)は「ある資産を将来、あらかじめ決めた価格で売買する権利」です。
「買う権利」と「売る権利」の2種類が存在します。
✦ 英語フレーズ
“An option is a contract that gives you the right, but not the obligation, to buy or sell an asset.”
(オプションとは、資産を売買する“権利”を持つが義務はない契約です。)
② コールとプットの違い
✅ コールオプション(Call Option)
将来「買う権利」を持つ契約。
価格が上がると思うときに使われます。
英語フレーズ
“A call option gives you the right to buy an asset at a set price.”
(コールオプションは決められた価格で買う権利を与えます。)
✅ プットオプション(Put Option)
将来「売る権利」を持つ契約。
価格が下がると思うときに活用します。
英語フレーズ
“A put option gives you the right to sell an asset at a predetermined price.”
(プットオプションはあらかじめ決めた価格で売る権利です。)
③ 権利行使価格(ストライクプライス)
オプションで売買できる価格のことを「権利行使価格(ストライク)」といいます。
英語フレーズ
“The strike price is the price at which the option can be exercised.”
(ストライクプライスとは、オプションを行使できる価格のことです。)
④ プレミアム(オプション料)
オプションの権利を買うために支払う費用を「プレミアム」と呼びます。
英語フレーズ
“The premium is the cost you pay to buy the option contract.”
(プレミアムとはオプション契約の購入費用です。)
⑤ 満期(Expiration Date)
オプションには有効期限があります。この期間を過ぎると権利は消滅します。
英語フレーズ
“Every option has an expiration date, after which the contract becomes invalid.”
(すべてのオプションには期限があり、過ぎると無効になります。)
⑥ 買い手(Long)と売り手(Short)
- オプションを買う=ロング(Long)
- オプションを売る=ショート(Short)
英語フレーズ
“Going long means buying the option, while going short means selling it.”
(ロングはオプションを買うこと、ショートは売ることです。)
⑦ リスクとリターンの特徴
オプションの魅力は「損失限定・利益無限(買いの場合)」にある一方、売りは「利益限定・損失が大きくなる可能性」もあります。
英語フレーズ
“Option buyers have limited risk and potentially unlimited gains.”
(オプションの買い手は損失が限定され、利益は無限大の可能性があります。)
“Option sellers receive a premium but take on greater risk.”
(オプションの売り手はプレミアムを得る代わりに大きなリスクを負います。)
⑧ 初心者がまず理解すべきポイント
- 権利の売買である
- コールとプットの違い
- プレミアムは先払い
- 期限付きの契約
- 売る側はリスクが大きめ
英語フレーズまとめ
用語 | 英語フレーズ | 意味 |
---|---|---|
買う権利 | Call Option | コールオプション |
売る権利 | Put Option | プットオプション |
権利行使価格 | Strike Price | 決済価格 |
オプション料 | Premium | 購入費用 |
満期日 | Expiration Date | 有効期限 |
買い手 | Long | ロング |
売り手 | Short | ショート |
⑨ 最後に:まずは用語に慣れよう
オプション取引は難しく感じるのは「専門用語」が多いからです。英語で理解しておくと、日本語でもスムーズに頭に入ります。